いぼとは、表面がざらざらしたしこりで、ウイルス性いぼ(ウイルス性疣贅〈ゆうぜい〉)と、老人性いぼ(老人性疣贅=脂漏〈しろう〉性角化症)、伝染性軟属腫ウイルスというまったく別のウイルスが原因で表面がつるっとしたみずいぼ(伝染性軟属腫)があります。
ウイルス性いぼは、尋常(じんじょう)性疣贅、青年性扁平(へんぺい)疣贅、尖圭(せんけい)コンジロームという臨床病型があり、それぞれの原因となる乳頭腫ウイルスの型があります。尋常性疣贅は表面がざらざらと硬い小さなしこりでいずれの場所にもできます。足裏にできたものは、足底疣贅といいま す。青年性扁平疣贅は、顔面を中心に扁平に隆起した小さなしこりが多発します。表面はあまりざらざらしていません。尖圭コンジロームは陰部や肛門周囲にで きるいぼで、通常は性感染症として扱われます。
老人性いぼは、年配の方の顔などによく多発してみられます。多くは褐色から黒色の色調です。みずいぼは小児にできるつるっとした小さなしこりで多発します。中央部が少しくぼんでいるのが特徴です。大人にできる場合は、免疫力の低下を起こす病気が基礎にある可能性もあります。
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